Works

生産技術の仕事

研究者がどんなに素晴らしい製品を開発しても、それを作ることができなければ、お客様にお届けできません。もちろん、単に作ればいいわけではありません。より高品質の製品を効率的に、そして安定的に作ることも求められます。これらの化学製品を作っているのは、大規模な装置(プラント)です。
安定的に製品を供給していくために生産技術は欠かせない存在であり、様々な知見をもった人材が活躍しています。

こんな先輩が活躍しています!

化学系

研究員が生み出した新たな素材を大規模プラントで安定的に生み出していくため、実際のプラントで原料の反応活性や過去の操業データに基づいた、触媒量等の決定を行います。また複数のプラントで同じ製品も製造しているため、どこの工場で製造したものであってもムラなく同じ品質のものを供給していくため工程安定化に向けての工場実験の提案、事業部、研究所への情報共有、工場実験のデータ解析や結果報告等も行います。また生産異常時には現状調査を行います。
新たな製品を構築する際は、配管の圧損計算等のプロセス設計、機器の仕様決定等の設備改造の基本設計を行ったりします。

機電系

製品を製造するにあたって、大規模プラントの設計やメンテナンスは必要不可欠。
配管が入り組みとても複雑そうですが、もとを辿れば一つのポンプ、一つのタンク、1本の配管です。これらプラントを作る専門の会社がありますが、実際の材料配合順等の製造フローは日本ゼオン独自であり、当社社員しか知らないノウハウでもあります。だからこそ、機械系・電気系の知識を有するエンジニアが重要となります。
実際の仕事としては、既存プラントの設備保全や、新設備の設計・建設があります。特に新設備の設計・建設では、コストを意識しながら期限までに竣工し、プラントを稼働させるために、設備設計や建設プロジェクト・工場管理までを一貫して行います。
各プラントで周期的に実施される定期点検においては、多くの人を自分の指図通りに動かすというスケールの大きな仕事です。

光学フィルム系

シクロオレフィンポリマー ZEONOR®を原料とし、溶融押し出し法で成膜されたプラスチックフィルムZeonorFilm®は、氷見二上工場・敦賀工場にて製造されています。他工場がパイプラインを通じて大きなプラントで素材が生み出されるのに対し、当製品は厳しい品質管理のもと、世界初となる溶融押出法によりクリーンルーム内にて生産されています。製品を安定的に供給していくための設備管理・保全、品質保証業務などを行います。

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