Interview

T. M.

物流

2015年入社 経済学部経済学科 卒

現在の仕事を詳しく教えてください。

現在の仕事は、主にサプライチェーンの改善と物流コストダウンです。
サプライチェーンの改善では、誤出荷を防止するシステムの導入や、物流資材のデータ分析をおこなうシステム導入を行っています。
システムを導入するには様々な関係者の意見を聞き、時には対立する意見の調整も必要ですので、簡単にはプロジェクトが進んでいきません。しかし、だからこそチームで仕事を進めていく力が試されますし、ひとたび導入できた時に、システムの利用者から「仕事がやりやすくなった」という声を聴けるとやってよかったなと思います。
物流コストダウンでは、海外のお客様から容器(包装資材)の回収を進めています。回収を促進することでコスト削減だけでなく、環境保護への貢献ができるのでやりがいがあります。回収の促進には、海外のお客様とのコミュニケーションが必須で、難しいと感じることもありますが、いつか海外で働きたいと思っているので、英語でのコミュニケーションもこの仕事を通じて、磨いていきたいと思っています。

あなたが一番、“挑戦”した仕事を教えてください。

一番挑戦した仕事は、誤出荷防止システムのラテックス事業への導入です。ラテックス事業の製品には、システムを導入するための基礎となる情報が昔からありませんでした。そのためシステム導入は不可能と言われていました。しかし、その壁を打ち破るために工場の製造スタッフと議論を重ね、「それならできる」と言ってもらえる道を探り、システム導入を果たしました。実際には、議論で決めたアイデアを実現するまでに、1年近くを要し、その間100以上の工程を管理してプロジェクトを推進しました。
工程は多岐にわたりましたが、工場のスタッフと協力して大きな遅れなくプロジェクトを進められたことで自信になりました。
万が一にも、誤出荷が起こると、お客様に大きなご迷惑をおかけすることになりますので、防止システムを導入出来て本当に良かったなと感じています。

仕事の中で、“つながり”を感じたエピソードは?

私がやっている仕事は、多くの場合、現場のみなさんの協力が不可欠ですので、現場の方々に「面倒なこと」と捉えられてしまっても仕方がありません。ミスが許されない現場にとって、新しいことを覚えたり、操作したりするのはやはり大変なことだと思います。
しかし、それを承知のうえで、現場の皆さんが協力してくれるのは、やはりチームワークを大切にしてくださるからだと思います。そのおかげで、効率化やミスの防止を図ることができ現場作業の負荷を低減することができていると思いますし、結果として会社の利益につながり、その恩恵をみんなで共有することが出来ています。
 面倒なことだと分かっていても話に乗ってくださる方々の信頼を裏切らないように、きちんと最後まで仕事をやりきる。それが自分の果たすべき役割だと思っています。

自分を“磨くため”にしていることは
ありますか?

・英語力の向上(オンライン英会話)
将来、海外で働きたいという目標があるので、英語力向上のために毎日25分の英会話をしています。
・貿易実務検定の勉強
最近、貿易に関わる仕事が増えてきたため、自分の知識を付けるために勉強しています。
・Excelマクロ
効率的に業務を行うためにマクロの勉強をしました。無駄な仕事をなくすことができたので、勉強してよかったなと思っています。

オフの過ごし方を教えてください。

土日は、1日はアウトドア、1日はインドアでという生活をしています。
アウトドアな日は、学生のころにやっていた野球をすることが多いです。汗をかくとスッキリするので、怪我に気を付けながら今後も続けて行きたいです。
インドアな日は、好きなコーヒーを飲みながら、本を読んだり、映画を見たりしてリラックスして過ごしています。

後輩になる学生へのメッセージと
就職活動のアドバイスをお願いします。

学生のみなさん、就職活動、お疲れ様です。就職活動では、自分が何を大切にして働きたいのかを真剣に考えて、それに合う業界や会社を探してみてはどうでしょうか。そのためにもできる限り、いろいろな業界、多くの会社を訪ねてみて欲しいと思います。
ちなみに、メーカーは華々しい業界ではありませんが、世の中に必要とされるものを届けられる素敵な仕事です。皆さんと世界に向けて一緒に仕事ができる日を楽しみにしています。

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