Interview

A. T.

営業(高機能樹脂)

2017年入社 経営学部経営学科 卒

現在の仕事を詳しく教えてください。

いわゆる営業職ですが、シクロオレフィンポリマー(COP)というゼオン独自のプラスチックを扱っています。皆さんに馴染みのあるプラスチックというとPETボトルの原料になっているPET樹脂やごみ袋の原料になっているPE樹脂などがありますが、COPは日本ゼオンらしくニッチなところを攻めていて、医薬品の包装やカメラレンズの原料になっています。
 営業職だからと言ってただたくさん売ればいいのではなく、工場の生産能力に限りがあるため、販売の計画を立てて計画通りに事業を成長させていく事が求められます。精度の高い計画の策定と実現のためには、社内外を問わず情報収集と交渉を重ねる事が必要であり、日頃のコミュニケーションの中での信頼関係構築も重要なミッションです。

あなたが一番、“挑戦”した仕事を教えてください。

海外顧客を担当し始めたことです。私は英語が苦手で、社内・部内には語学の堪能な方もたくさんいらっしゃいますし、なぜわざわざ私が・・・というのが正直な気持ちでした。なので最初は少し不安でしたが、上司からお話を頂いた際に「まずやってみます」と伝え挑戦しました。
 私の担当する欧州はゼオングループの現地商社が顧客対応をしているので、実際に自分が顧客とコミュニケーションを取るのではなく、現地担当者の相談にのったり依頼をしたりと、日々新しい経験の連続です。海外特有の法規制や商習慣もあるので、関係部署に協力を求めながら取り組んでいます。入社5年目でこういったポジションについている事はとても大きな経験ですし、「意外となんとかなる」という強さも身に付ける事ができました。元々は新しい仕事に対して臆病なタイプでしたが、最初の一歩への躊躇がなくなったので前よりも仕事が楽しいですし、成長スピードの加速を実感しています。

仕事の中で、“つながり”を感じたエピソードは?

日々の業務の中で実感する事が多いです。新製品1つとっても、研究所が開発した完成品をお客様へ売り込むのではなく、開発中の製品をお客様にご評価頂き、フィードバックを研究所に伝えながら、トライアンドエラーで製品を作り上げていきます。また製品として市場に流通するようになってからも、安定生産をしてくれる工場はもちろん、生産の計画策定や納期通りの納品手配を担う物流総括部なくしては販売活動を継続できません。
他部署と連絡を取らない日はないですし、チームで事業を作り上げていると感じています。

自分を“磨くため”にしていることは
ありますか?

社内研修には業務に関連がないものにもなるべく参加するようにしていますし、業務関連では貿易に関する一般的な知識を勉強しています。やりたい仕事やいきたい部署が今後見つかったときに希望しやすくなるかなと思いますし、顧客を始めとする社外の方とのコミュニケーションも多いので、一般知識も大切にするようにしています。
 また分からない事や知らない事があってもマイナス評価にならないのは若手の特権なので、積極的にしつこく聞くようにもしています。理解できるまで食い下がるので、私の周囲の方々は大変ですね(笑)

オフの過ごし方を教えてください。

まんがとゲームが好きなので、おうち時間が推奨されている世の中でも幸せに生活しています。コロナ前は出張でよく外出していたので、当時から休日はゆっくりと過ごすことが多かったです。海外・地方出張で仕入れた紅茶やお菓子でほっとするのも販売部の楽しみかもしれませんね。

後輩になる学生へのメッセージと
就職活動のアドバイスをお願いします。

就職活動の時期は多くの企業さんが率先して情報を開示してくれる貴重な機会です。好き/嫌い、向き/不向き、待遇の良し/悪しなど、いくつかの尺度があると思いますが、先入観にとらわれずいろんな企業さんを見てみる事をおすすめします。
 その上で弊社は選んで頂けたら嬉しいですし、ぜひ一緒に働けたらと思います。

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