Interview

T. S.

事業管理 グループ長

2002年入社 文学部社会学科 卒

現在の仕事を詳しく教えてください。

私は事業管理部門でマネージャーをしております。マネージャーの役割はチームの目標達成に向けてメンバー全員を導くことですが、事業管理部門の仕事は購買・生産計画・物流・利益管理など多岐にわたっており業務が細分化されているため、どうしても個々人がそれぞれのベクトルで仕事をしがちになります。如何にして個性の強いメンバーをまとめ上げて優秀なチームを作るか、日々奮闘しております。

あなたが一番、“挑戦”した仕事を教えてください。

以前、化成品事業部に所属していた際に、5年間アメリカに駐在して販売を担当したことがありましたが、それが最もチャレンジングな仕事だったと思います。アメリカの関連会社はゴムのビジネスがメインだったため、化成品の販売を担当するのは私一人だけでした。顧客対応も社内調整も全て私一人で行わねばならず、相手も全員アメリカ人ということもあり非常に苦労しました。半面、アメリカという大きな市場を一人で任せてもらい、自分の裁量でどんどんビジネスを拡大させていくのは痛快でとてもやりがいがありました。

仕事の中で、“つながり”を感じたエピソードは?

アメリカにいたとき、様々な理由が重なり、私が取り扱う製品の供給が、お客様が必要とする数量に対して不足するというトラブルが発生しました。メーカーとして、「お客様が求めているのに、製品を売る事ができない」という状況は本来あってはならないことなのですが、どう頑張ってもそれ以上の確保ができず、お客様にどう説明しようかと、頭を抱えていました。そんなとき、その取引先の購買担当者の方が「トモが悪いわけじゃないんだから、気にするな。私がなんとかする。」と、社内での仕入れ量を調整してくださったのです。きっと、彼も社内で様々な部署に頭を下げて交渉してくれたんだと思います。顧客とサプライヤーという一方的な関係性だけではなく、事業のパートナーとして私を、ひいてはゼオンを見てくれた事が本当に嬉しく、胸が熱くなったのを覚えています。

自分を“磨くため”にしていることは
ありますか?

海外での仕事をするにあたって、まずは現地がどのような習慣をもっているのか、歴史や経済状況、宗教や文化などをよく勉強していました。また、アメリカ駐在時代は、自らの語学学習のためにもネイティブな言葉に触れるため、毎週必ず地元の映画館で1~2本は映画を見るようにしていました。日常会話で使う英語は、映画でよく学んだのを覚えています。

オフの過ごし方を教えてください。

休日は家族と過ごしており、特に子供の習い事に付き添うことが多いです。家族以外だと、アメリカ駐在中に始めたゴルフは今でも続けており、時間を見つけて練習場に行ったりコースを回ったりしています。

後輩になる学生へのメッセージと
就職活動のアドバイスをお願いします。

昨今は日本でも転職が一般的になってきており、大学卒業後に入った会社で一生働くというわけではありません。現時点での業績や知名度などにはあまりこだわらず、自分のキャリアのために成長できる会社かどうかを基準に活動すると良いと思います。

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