トップメッセージ
社長メッセージ

豊嶋 哲也
ゼオングループはこれまで経営理念「大地の永遠と人類の繫栄に貢献する」を使命とし、独創的な技術が生み出す製品・サービスの提供を通して「持続可能な地球」と「安心で快適な人々のくらし」に貢献すべく、
事業活動を行ってまいりました。社名の由来となったギリシャ語の大地(ゼオ)と永遠(エオン)にも紐づくこの経営理念は、まさにサステナビリティの概念そのものを包含するものであり、サステナビリティの実現とはこの経営理念を実践することに他なりません。
しかしながら、気候変動をはじめとする様々な社会的課題の深刻化、混沌とする世界情勢などを背景に、持続可能な社会実現への懸念が拡大する昨今、私たちゼオングループも思いを新たに、より強い覚悟をもってこの使命を実現させなければならないと考えています。
2021年度よりスタートした中期経営計画では、世界共通の目標であるSDGsへの貢献を目指し、「社会の期待と社員の意欲に応える会社」をビジョンに掲げ全社戦略を策定しました。社会の期待に応えるためのキーワードのひとつは「イノベーション」です。私たちは化学の力が生み出す革新的な素材やサービスが社会的課題を解決し、地球・人類の未来を根底から変えるような大きな力を持っていると信じています。
そして、そのイノベーションを生み出すのはまぎれもなく人です。社員一人ひとりが強みを発揮できる舞台を全員で創ることを人材戦略に掲げ、社員の意欲をイノベーションの原動力として、持続可能な社会の実現に向け真摯に取り組んでまいります。
サステナビリティ責任者メッセージ

コーポレートサステナビリティ推進本部長
渡辺 えりさ
「ゼオンの考えるサステナビリティとは、企業理念『大地の永遠と人類の繁栄に貢献する』のもとゼオンが社会とともに持続可能な成長を続けていくことです。そのために地球や社会の課題解決に役立つ製品・サービスを提供し、いかなる時も誠実な企業活動を行うことでステークホルダーとの信頼関係を構築するとともに、一人ひとりが社会と自身のより良い未来を考え日々活動します」
―これは2022年7月に制定した「サステナビリティ基本方針」におけるゼオングループのサステナビリティの定義です。ゼオングループの企業活動推進の基本的考え方であると同時に、ステークホルダーの皆様との関わりに際して大切にする考え方をお約束するものとなります。
当社は中期経営計画においてSDGs への貢献を掲げ、事業活動を通じた社会課題の解決を目指しています。SDGsに貢献する製品・サービスの提供、2050年を目標としたカーボンニュートラル、従業員エンゲージメントの向上、人権デューデリジェンスの実施など、サステナビリティ向上につながる様々な取り組みを推進しております。また2022年12月には「サステナビリティ会議」「サステナビリティ委員会」を設置し、サステナビリティの諸課題に横断的かつ機動的に対応していくための体制を整備いたしました。
このたび、こうしたサステナビリティ経営への取り組み状況を開示する資料として、従来の「CSR レポート」に替え、「サステナビリティレポート」として新たに発行することといたしました。
今後も、ゼオングループと社会の持続的な成長を目指して、社員一人ひとりがサステナビリティを意識した活動を実践するとともに、ステークホルダーの皆様との対話・協働を通して、より良い未来の実現のために取り組んでまいります。