トップメッセージ
社長メッセージ

豊嶋 哲也
ゼオングループは、「大地の永遠と人類の繁栄に貢献する」を企業理念に掲げ、独創的な技術に裏付けられた製品・サービスの提供を通じて、「持続可能な地球」と「安心で快適な人々のくらし」の実現に日々取り組んでいます。
社名の由来となったギリシャ語の「大地(ゼオ)」と「永遠(エオン)」にも紐づく私たちの企業理念は、まさにサステナビリティの概念そのものであり、サステナビリティを経営の軸に据えることは私たちにとって必然でもあります。
気候変動をはじめとするさまざまな社会課題が複雑化・深刻化する中、ますます高まる持続可能な社会の実現に向けた企業の取り組みへの期待に、私たちゼオングループも、より強い覚悟と信念を持って応えていく決意です。
その取り組みの一環として、私たちは、優先的に取り組むべき重要課題(マテリアリティ)として、「ゼオンを動かす5つの歯車」を特定しました。これは企業理念の実現に向けた道筋を、社員一人ひとりにとって分かりやすく整理・体系化したものであり、今後はこの5つの歯車を、まさにゼオンを動かす行動の軸となるように全社に浸透させていきます。経営自らが責任を持って、具体的な施策へと展開していきます。
この「ゼオンを動かす5つの歯車」の中心にも据えられた最も重要なキーワードが「イノベーション」です。私たちは、化学の力によって生み出される革新的な素材やサービスが、社会課題の解決につながり、地球と人類の未来を根底から変える力を持っていると信じています。そして、そのイノベーションを生み出す源泉はまぎれもなく“人”です。意欲を持って発想し、行動すれば、誰もがイノベーションを実現できると考えています。
ゼオングループは、失敗を恐れずにチャレンジできる企業風土を整え、イノベーションが自然と生まれる仕組みを構築することで、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
サステナビリティ責任者メッセージ

渡辺 えりさ
「ゼオンの考えるサステナビリティとは、企業理念『大地の永遠と人類の繁栄に貢献する』のもと、ゼオンが社会とともに持続的な成長を続けていくことです。そのために地球や社会の課題解決に役立つ製品・サービスを提供し、いかなる時も誠実な企業活動を行うことでステークホルダーとの信頼関係を構築するとともに、一人ひとりが社会と自身のより良い未来を考え日々活動します」
―これは2022年7月に制定した「サステナビリティ基本方針」におけるゼオングループのサステナビリティの定義です。当社グループは企業活動のあらゆる場面でこのサステナビリティの考え方をベースとし、社会課題の解決と当社グループの持続可能な成長の両立を目指しています。
中期経営計画「STAGE30」では、SDGsへの貢献を戦略の中心に据え、2024年度より「SDGs貢献製品認定制度」をスタートさせました。この制度では、当社製品の中でも特に社会課題の解決に資する度合いが高い製品を「SDGs貢献製品」として認定し、その開発・販売を促進しています。これにより、社会課題解決に向けた製品・技術・サービスの展開を加速させるとともに、当社グループの取り組みや製品の付加価値をステークホルダーの皆様に広くご理解いただくことを目指しています。
この他にも2050年を目標としたカーボンニュートラルの推進、従業員エンゲージメントの向上、人権デューディリジェンスの実施、持続可能な調達の推進など、さまざまなサステナビリティの取り組みを推進しています。
また、ゼオングループでは、マテリアリティとして特定した「ゼオンを動かす5つの歯車」を軸として、社員一人ひとりが「歯車」を意識しながら活動を実践し、それぞれの歯車をしっかりと回していく(課題に真摯に取り組んでいく)ことで、「STAGE30」に掲げる2030年のビジョン「社会の期待と社員の意欲に応える会社」の達成と、さらなるサステナビリティの実現を目指してまいります。
今後もステークホルダーの皆様との対話・協働を大切にし、より良い未来の実現に向けて取り組んでまいります。引き続きご支援を賜りますようお願い申し上げます。