
Interview
生産技術
自ら手を挙げ、
生産現場の
デジタル活用にも挑む。
T.M.2021年入社
氷見二上工場 氷見製造課
入社のきっかけ
学生時代は化学を専攻していたのもあり、化学メーカーを中心に就職活動を進めていました。ただ、化学を専攻した学生の多くが研究職を志すのに対し、私は大規模な工場でモノづくりに関わる仕事がしたいと考えていました。スケール感の大きな仕事に携わるほうが、自分はやりがいを感じられると思ったのです。そして、「ひとのまねをしない」「ひとのまねのできない」モノづくりをするという理念や、配属先がプラスチックフィルムの生産工場に確定していることに魅力を感じ、日本ゼオンへの入社を決めました。
製造に関する知識はすべて入社後に学びましたが、親身に指導してくれる先輩たちのおかげで安心して業務に取り組んでくることができました。また、学生時代に学んだ化学の専門知識が現在の業務にも役立っているため、そうした知識を有しているのが私の強みにもなっています。

現在の業務
氷見二上工場では、テレビやタブレットのディスプレイに使用されるプラスチックフィルム(製品名:ZeonorFilm®)を生産しています。そして、私が担当しているのは“製造技術”と呼ばれている仕事。プラスチックフィルムの生産現場の課題や問題を把握し、適切な対策によって改善を進めています。こうした改善活動を通して生産効率の向上やコスト・環境負荷の低減を実現していくのが、私たちの役目です。
また、デジタル技術を生産現場に活用する活動も進めています。プラスチックフィルムは製品(品番)によってモーターの回転数などの製造条件が細かく定められていますが、生産設備の設定がその規定に合致しているかは、従来はオペレーターが確認していました。それをデジタル技術によって短時間で自動照合できるようにし、生産性を高めるとともに、設定確認前に異なる条件で製造されてしまうロスを減少させました。

成長エピソード
高品質なプラスチックフィルムの生産に関わる中で幅広いスキルが身についていますが、特に大きな成果を出せたときには自身の成長を実感できます。例えばデジタル技術の導入によって生産現場のロスを減少させ、大幅なコストカットにつながりました。このように、成果を数字で実感できるのも、この仕事のやりがいとなっています。
そして、“人を巻き込む力”も徐々に身についてきたと感じます。製造プロセスの改善活動は、同じ製造課のメンバーだけでなく、生産設備を動かすオペレーターや本社の関連部門のメンバーとも連携して進めていくものです。「どのように相談を持ちかけたら快く協力してもらえるのか」といったコミュニケーションのコツもわかるようになり、多くの人の力を借りてより良い改善を行えるようになってきました。

今後の目標
業務でさまざまな経験を積むなかで得た知識と技術を活かし、プラスチックフィルムの品質向上と生産性向上に貢献していきたいです。なかでも、デジタル技術を活用した新しい生産プロセスの確立や環境負荷の低減を実現したいと思っています。
日本ゼオンには、積極的な挑戦を促してくれる社風があります。デジタル技術によって製造のロスを低減した施策も、実は私が提案したもの。そうしたボトムアップのチャレンジを上司や先輩が応援し、支えてくれる会社なので、これからも主体的に新たな技術の導入などを提案していきたいと考えています。
Schedule
1日のスケジュール
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08:00
出社
メールをチェックします。
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08:30
ミーティング
朝のミーティングで、前日の工場の操業状況を確認します。
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09:00
操業状況の確認
前日の操業状況に異常があれば、その状況を確認して適切な処置を考え、製造オペレーターに依頼します。
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10:00
資料作成
歩留まりを向上させるための施策を考え、 それを実証するための資料を作成します。
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12:00
昼食
妻がつくってくれたお弁当を食べます。
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13:00
資料作成
午前に引き続き、資料作成を進めます。
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15:00
打ち合わせ
歩留まり向上の実証に向けて、関係部署との打ち合わせを行います。
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16:00
結果確認
実証結果を確認し、歩留まりが向上しているかをチェック。向上していれば、標準化を実施するために関係部署と調整を行います。
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18:00
退社
1時間程度の残業をする日が多いです。
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18:30
帰宅
帰宅後は子供と遊びます。
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21:00
就寝
子供と一緒に寝ます。
Day Off
子どもがまだ幼いので、休日は家族で一緒に過ごす時間を大切にしています。ショッピングモールに遊びに行ったり、公園でピクニックや水遊びをしたりすることが多く、遊園地に行く日もあります。初めての場所を訪れ、子どもが喜ぶ姿を見るのが楽しいですね。
氷見二上工場の周辺エリアは自然が豊かなので、子どもと遊びに行くところもいろいろあります。また、海の幸がおいしいのもこの地域の魅力だと感じています!
