
Interview
研究開発
ライフサイエンス事業の
品質や生産性を、
研究・開発で高めていく。
Y.O.2023年入社
生産技術研究所
入社のきっかけ
就職活動では化学メーカーを中心に見ていました。
そのなかで魅力を感じるようになったのが、独自性の高い素材を開発している日本ゼオンです。
2030年までの中期経営計画において、医療・ライフサイエンスが新規事業の重点分野のひとつに掲げられているのを見て、学生時代にタンパク質の構造解析を行っていた自分の専門性が活かせるのではないかとも思いました。

現在の業務
私が所属する生産技術研究所は、製品開発を行う研究所と連携し、工場に導入する装置の開発・改善などを行っています。そうしたなかで私自身は医療・ライフサイエンス事業に関わっており、主な業務を2つ紹介すると、ひとつはアメリカの子会社(Edge Precision Manufacturing, Inc.)への検査装置の導入です。マイクロ流路デバイス※1を製造している工場に、製品の欠陥を検出する装置の導入プロジェクトを進めています。
もうひとつは、マイクロウェルプレート※2を製造する別のアメリカの子会社(Aurora Microplates)の工場に導入する装置の設計です。より生産効率が高く、コストも抑えられる装置にするために、外部の装置メーカー様の力も借りながらさまざまな検討を行っています。
この仕事の魅力は、幅広い分野のスペシャリストと連携できる点です。組織の枠をも超え、異なる専門性を持つメンバーで活発に意見交換をしながらプロジェクトを進めているため、日々新たな発見があります。
※1:血管サイズの管を使用した化学反応容器。がん細胞などのミクロ分子を抽出できる。
※2:複数のウェル(くぼみ)を有するプレート。さまざまな検体の分析を、同一の環境下で一度に行える。

成長エピソード
アメリカの子会社の工場に導入する検査装置も、私が設計し、プログラミングを行っています。こうした設計やプログラミングのスキルを学んだのは、すべて入社後です。新入社員研修でPythonやコーディングを学習し、装置を動かすラダーという言語は実務をとおして身につけてきました。
また、日本ゼオンは若手の挑戦も受け入れてくれる会社なので、私も入社2年目でアメリカ出張を経験させてもらいました。試作した検査装置を実際に現地の工場に持っていき、デモンストレーションを行ってみたのです。上司や先輩のさまざまなフォローのもとで実現した出張でしたが、とても刺激的で貴重な経験ができました。

今後の目標
アメリカ出張で現地の技術者と交流するなかで、英語力を高められれば、もっと円滑で深いコミュニケーションが可能になると感じました。そのため、会社の支援制度を利用し、英会話のスキルを伸ばしていきたいと考えています。
また、将来は高い専門性を持った技術者になりたいです。「君なら安心だな!」とみんなに信頼されるような存在を目指しています。その分野が現在携わっている医療・ライフサイエンス事業になるのかはわかりませんが、広い視野を持って今後の業務に取り組み、専門性を極めるべき分野を見つけていけたらと思います。
Schedule
1日のスケジュール
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09:30
出社
フレックスタイム制度を利用して遅めに出社。メールをチェックします。
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10:00
実験
実験を開始します。
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12:20
昼食
食堂で同期と一緒にランチ。お気に入りのメニューはとんこつラーメンです。
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13:30
打ち合わせ
外部の試作メーカー様との打ち合わせを行い、試作・実験条件などをすり合わせ。
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14:30
事務作業
打ち合わせの内容をまとめます。
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15:00
実験
実験の続きや後片付けを行います。
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17:00
実験室見回り・清掃
自身が管理している実験室の見回りや清掃を行います。
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18:00
退社
フレックスタイム制度で遅めに出社した分、
終業時間はこれくらいに。 -
19:00
夕食
同期と外食するか、自宅で自炊した夕飯を食べます。
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20:00
ゆっくりタイム
アニメや映画を視聴します。
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24:00
就寝
スマホで動画を観ながら就寝。
Day Off
学生時代にバンドを組んでいたので、社会人になってもギターやドラムの演奏を続けています。現在も会社の同期や知人とバンドを組み、休日に一緒に演奏することもあります。
また、念願のスノーボードに去年挑戦しました。私は学生時代まで九州で過ごしていたので、ウインタースポーツを体験したのは初めて。すごくおもしろかったですね。思いっきり楽しんだので、その後3日間はひどい筋肉痛でした(笑)。
