
Interview
研究開発
トウモロコシなどの
バイオ素材を原料とした
新製品開発を進める。
D.D.2018年入社
カーボンニュートラル研究開発推進室
入社のきっかけ
「私の理想とする環境がここにある」。それが、日本ゼオンの研究所を見学させてもらったときの感想です。私はベトナムの国立大学で化学を専攻し、研究者を目指して有機合成を学んでいました。そうした大学時代に利用していたのが日本ゼオンの奨学金※です。奨学金がきっかけでゼオン・マニュファクチャリング・ベトナムの社長ともお話をする機会があったため、日本ゼオンの事業と私の研究テーマに高い親和性があることにも気づき、研究所を見学させてもらったのです。
採用試験を受けて無事に入社が決まりましたが、日本での生活が初めてであるため、最初は大きな不安がありました。ただ、人事部が手厚くサポートしてくれたり、会社が日本語学校に1年間通わせてくれたりしたので、次第に日本での生活や日本ゼオンでの研究員としての仕事にも慣れることができました。
※日本ゼオンはベトナムやタイで奨学金制度を運営しており、学生がより高い教育を受けられるように支援しています。

現在の業務
カーボンニュートラル研究開発推進室で行っているのは、バイオベース素材やリサイクル素材といったサステナブルな原料からの新製品開発です。その中で私は、サトウキビやトウモロコシなどの植物から製品をつくるための研究を進めています。
有機合成によって植物からモノマーをつくり、モノマーを重合してゴムの原料となるポリマーへ。そして、分析や物性評価を行う。研究ではこの一連の流れを繰り返し、より高品質なポリマーを製造するための方法を探っています。
この研究で成果を出せば、SDGsや日本ゼオンの事業に大きく貢献できるはずです。社会貢献性の高い研究であるのも仕事に取り組むモチベーションになっていますし、日々新たな知識や技術に触れられることにもおもしろさを感じています。

成長エピソード
学生時代は有機合成の研究に専念していたので、重合や分析についてはすべて入社後に学びました。若手にも責任ある業務を任せてくれる日本ゼオンは、とても成長しやすい環境だと感じています。上司はいつも私のアイデアや意見に耳を傾けてくれますし、挑戦する機会も与えてくれます。一方で、なにか問題が発生したときや困ったときには、必ずアドバイスやサポートをしてくれました。
私は入社6年目ですが、誰にとっても働きやすい環境が整っていることを実感しています。外国人であっても働きにくさを感じることはありませんし、とても風通しの良い会社なので、安心して業務に取り組めます。

今後の目標
日本ゼオンで情熱を持って研究開発を続け、主任研究員になりたいと思っています。そのためにも、現在の恵まれた環境を活かし、成長を続けていきたいです。
また、研究開発に関する力を養うだけでなく、ビジネススキルも磨いていきたいと考えています。例えば上司と一緒に日本国内だけでなくアメリカのお客様を訪問して新製品の紹介を行うこともあり、そのための経験を得るチャンスも数多くあります。そうして積極的に経験を積み、研究開発の調査からお客様への製品紹介までのプロジェクト全体をマネジメントできる研究者になっていきたいです。
Schedule
1日のスケジュール
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09:00
出社
まずはメールを確認します。
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10:00
特許調査
特許情報をまとめて資料を作成します。
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12:10
昼食
食堂でランチ。
お魚の定食がおいしいです。 -
13:10
社内会議
チームミーティングに参加します。
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13:30
実験データのまとめ
実験データを分析してレポートを作成します。
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15:00
お客様と会議
新規案件についてお打ち合わせを行います。
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17:00
資料作成
実験のレシピとお打ち合わせの議事録を作成します。
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18:00
退社
基本的には定時で退社します。
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20:00
夕食
家に帰って自炊したご飯を食べます。
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21:00
ピアノ・読書
ピアノを習っており、毎日1時間練習しています。寝る前には読書してリラックス。
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23:00
就寝
疲れを残さないように早めに就寝するのを意識しています。
Day Off
週末には多摩川をランニングしています。マラソン大会にも2回出場しました。ベトナムではランニングを習慣にしている人は非常に少なかったので、走る楽しさを知ったのは日本に来てからです。
長期休暇のときはキャンプや旅行に行きます。今年の夏は沖縄を旅行しました。美しい景色やご当地のグルメを楽しみ、とても良い思い出ができました!
