株主の皆様には、ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。平素は格別のご支援を賜り厚くお礼申し上げます。
平成22年度第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、中国・アジア需要の好調、政府の経済対策の効果等により景気に持ち直しの動きが見られるようになり、回復基調で推移いたしました。一方で、海外景気の下振れ懸念や為替レート・株式市場の急激な変動など、景気を下押しするリスクも徐々に強まってまいりました。
石油化学業界におきましても、中国をはじめとする新興国市場向け輸出が拡大するなど需要が堅調に推移した一方、円高の進行や原油、ナフサ等の原料価格の再上昇といった収益圧迫要因も顕在化しはじめ、依然予断を許さない状況が続いております。
当社グループはこのような環境のもとで、引き続き「ZΣ運動」による徹底したコスト削減に努めるとともに、エラストマー素材事業におきましては販売価格の改定、高機能材料事業におきましては付加価値の高い新製品の開発と事業拡大に取り組んでまいりました。
この結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は1,350億18百万円(前年同期比31.5%増)、営業利益は187億80百万円(前年同期は17億17百万円の営業損失)、経常利益は171億54百万円(前年同期は19億81百万円の経常損失)、四半期純利益は91億14百万円(前年同期は14億円の四半期純損失)となりました。
なお、中間配当金は、安定的、継続的な利益配当の方針に基づき、1株について4円とさせていただきました。
創立60周年を迎えた平成22年4月、当社は「CSR重視」の思いをグループ全員で新たにし、さらなる意識向上をはかるべく、「CSR基本方針」と「CSR行動指針」を作成いたしました。この基本方針および行動指針は『大地の永遠と人類の繁栄に貢献するゼオン』という企業理念とともに、当社グループのCSRに取り組む社会への決意表明というべきものです。これを事業活動の基本姿勢として当社グループ全員で常に共有しつつ、創立70周年を視野に入れた次期中期3ヵ年計画の基盤作りとなる諸課題に取り組んでまいります。
株主の皆様におかれましては、今後とも一層のご支援を賜りますようお願い申し上げます。
取締役社長 古河 直純