サステナビリティ

トップメッセージ

社長メッセージ

代表取締役社長
豊嶋 哲也

ゼオングループはこれまで企業理念「大地の永遠と人類の繁栄に貢献する」を使命とし、独創的な技術が生み出す製品・サービスの提供を通して「持続可能な地球」と「安心で快適な人々のくらし」に貢献すべく、事業活動を行ってまいりました。社名の由来となったギリシャ語の大地(ゼオ)と永遠(エオン)にも紐づくこの企業理念は、サステナビリティの概念そのものを包含するものであり、サステナビリティの実現とはまさにこの企業理念を実践することであると言えるでしょう。
しかしながら、待ったなしの気候変動をはじめとする様々な社会的課題の深刻化、ますます混沌とする世界情勢などを背景に、持続可能な社会実現への懸念が拡大する昨今、私たちゼオングループも思いを新たに、より強い覚悟と信念をもってこの使命を実現させなければならないと考えています。

ゼオングループでは、2030年度までの中期経営計画「STAGE30」において、2030年のビジョン「社会の期待と社員の意欲に応える会社」を掲げて全社戦略を策定し、このビジョンを「SDGsへの取り組みを通して達成する」、すなわち「サステナビリティ経営」で達成することを目指しています。

ゼオングループが「社会の期待に応える」ためのキーワードの一つは「イノベーション」です。私たちは化学の力が生み出す革新的な素材やサービスが社会課題を解決し、地球・人類の未来を根底から変えるような大きな力を持っていると信じています。そして、そのイノベーションを生み出すのはまぎれもなく人です。私は意欲を持って着想・行動すれば誰もがイノベーションを実現できるものと考えています。決して選ばれた天才だけのものではありません。イノベーションが起きる仕組み・風土をつくり、人を育てていくこと、つまり「社員一人ひとりが強みを発揮できる舞台を全員で創ること」を人材戦略に掲げ、「社員の意欲に応える」ことで「社会の期待に応える」イノベーションを生み出し、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

サステナビリティ責任者メッセージ

取締役執行役員
コーポレートサステナビリティ推進本部長
渡辺 えりさ

「ゼオンの考えるサステナビリティとは、企業理念『大地の永遠と人類の繁栄に貢献する』のもとゼオンが社会とともに持続可能な成長を続けていくことです。そのために地球や社会の課題解決に役立つ製品・サービスを提供し、いかなる時も誠実な企業活動を行うことでステークホルダーとの信頼関係を構築するとともに、一人ひとりが社会と自身のより良い未来を考え日々活動します」
―これは2022年7月に制定した「サステナビリティ基本方針」におけるゼオングループのサステナビリティの定義です。ゼオングループの企業活動推進の基本的考え方であると同時に、ステークホルダーの皆様との関わりに際して大切にする考え方をお約束するものとなります。

ゼオングループは中期経営計画「STAGE30」においてSDGsへの貢献を掲げ、事業活動を通じた社会課題の解決とゼオングループの持続的な成長の両立を目指しています。社会課題の解決に資する製品・技術・サービスの提供、2050年を目標としたカーボンニュートラル、従業員エンゲージメントの向上、人権デューディリジェンスの実施、持続可能な調達など、サステナビリティ向上につながる様々な取り組みを推進しております。
2022年12月には「サステナビリティ会議」「サステナビリティ委員会」を設置し、サステナビリティの諸課題に横断的かつ機動的に対応していくための体制構築を行いました。
また、現在、ゼオンと社会の持続可能な成長に向けて、サステナビリティ経営の基礎となるマテリアリティ(重要課題)の明確化に取り組んでおり、今後はこのマテリアリティを軸に「STAGE30」の施策や指標がより有機的に連動し、2030年のビジョン「社会の期待と社員の意欲に応える会社」の達成と、さらなるサステナビリティの実現に向けた原動力になることを目指しています。

今後も、ゼオングループと社会の持続的な成長を目指して、社員一人ひとりがサステナビリティを意識した活動を実践するとともに、ステークホルダーの皆様との対話・協働を通して、より良い未来の実現のために取り組んでまいります。