Interview

R. H.

経理

2012年入社 法学部法学科 卒

現在の仕事を詳しく教えてください。

事業部担当経理として、化学品事業部、高機能樹脂事業部、原料部を担当しています。毎月の利益を正しく計算するのはもちろんのこと、さまざまな経理関連の相談事項にも対応します。経理部門としての私の結論が、事業の方向性を左右する大きなトリガーになることもあり、間違いがあってなはならないのは当たり前として、より事業が促進するよう身近な立場からアドバイスできることが魅力です。そのために、経理関連の勉強は欠かせず、継続的な知識のブラッシュアップは必要です。それ以上に、会社が発展するには何をしたらよいのか、という観点を常に持ち、日々の業務をすることが大切だと思います。

あなたが一番、“挑戦”した仕事を教えてください。

新しいこと、やった方が良いと思うことは、どんどん提案します。上司も、経営メンバーも、前向きな提案や意見は、いつでも聞いてくださります。このため、挑戦した仕事はたくさんありますし、失敗した仕事もまたたくさんあります。
 一番挑戦したと思う仕事は、グローバルな税務コンサルティングの業務でしょうか。税金は企業として社会に存在する以上、必ず払わなければならないものですが、税務コンサルティングをすることで不要な税金をカットすることができます。当時は、アメリカ、タイ、ドイツ、シンガポール、フランスの関連会社との税務コンサルティングの業務を実施していました。当然コミュニケーションや資料は英語になることも多かったです。この業務を経て税務知識はもちろんですが、プロジェクトマネジメントやコミュニケーション能力も身に付いたように思います。また、付随的ですが、英語能力が飛躍的に上がり、やはりOJT以上の勉強はないのだなと感じました。

仕事の中で、“つながり”を感じたエピソードは?

事業年度末(3月)は、会社の1年間の業績を出すタイミングであり、やはりその時に経理部門内・他部署・関連会社・外部法人(監査法人など)との一体感を感じます。経理というと、一人で黙々と作業するイメージを持つ方も多いかもしれません。しかし、どの事業部にも、売上があり、費用があり、利益があります。経理は会社全体の業務であり、それを主導するのが我々経理部門なのです。
特に年度末は、さまざまな人とコミュニケーションを取りながら作業を進めます。社内だけでなく、株主・債権者・投資家に対しても情報を適切に開示することは経理の務めであると共に、会社の務めです。

自分を“磨くため”にしていることは
ありますか?

入社前に税理士やファイナンシャルプランナーなどの資格を取得していましたが、入社後は海外関連会社とコミュニケーションをスムーズにするための英語学習や、ファシリテーション研修などの自己研鑽も含めて、業務で利用できることを勉強しました。
当社では通信教育や社内・社外セミナーも充実しており、入社後はこれを活用して自己研鑽しています。資格や知識は使わなければ意味がありません。勉強しただけ、知っただけ、にならないよう、日々の業務に生かすことを心がけています。

オフの過ごし方を教えてください。

ワインが好きなので、定時後や休日はワインLoverの仲間達と一緒にワインを頂くことが多いです。ワインはビジネスツールに使われることも多く、生産国・生産地・その時の環境・作り手によって、全く香りや味わいが異なります。こういった情報を見ながら、また仲間と話しながらワインを頂くのが楽しいです。
モノづくりに込められた信念や思いを知ることが好きなのだと思います。メーカーの日本ゼオンを選んだ理由にも同じものがあったのかなと思いました。

後輩になる学生へのメッセージと
就職活動のアドバイスをお願いします。

私は学生時代、化学が苦手、物理も苦手、さらには数学も苦手でした。今も得意とはとても言えません。しかし、これらの詳しい知識がなくても、経理面では私ができることもたくさんありました。英語が世界の共通言語であることと同様に、数字も一つの共有言語なのだなと日々実感しています。
一人がすべてを知っている必要はありません。分からないことは聞けば良い、知らないことは学べば良いのです。それが会社というものだと思います。

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