上場会社名 日本ゼオン(株) (コード番号:4205 東大 1部)
(URL http://www.zeon.co.jp/)
代表者 取締役社長 古河 直純
問い合わせ先責任者 取締役経営管理部長 南 忠幸 (TEL:(03)3216-1412)

平成19年3月期 第1四半期財務・業績の概況(連結)
2006年7月28日
1. 四半期財務情報の作成等に係る事項
(1)会計処理の方法における簡便な方法の採用の有無
(内容)減価償却の方法、法人税等の計上基準、等:有
(2)最近連結会計年度からの会計処理の方法の変更の有無:無
(3)連結及び持分法の適用範囲の異動の有無:無
2.平成19年3月期第1四半期財務・業績の概況(平成18年4月1日~平成18年6月30日)
(1)経営成績(連結)の進捗状況
(注)金額は百万円未満を四捨五入しております。
売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 四半期(当期) 純利益 |
|||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
19年3月期 第1四半期 |
百万円 67,841 |
% 8.7 |
百万円 5,380 |
% 0.5 |
百万円 5,475 |
% △4.8 |
百万円 3,069 |
% 15.4 |
18年3月期 第1四半期 |
62,404 | 14.2 | 5,354 | 22.2 | 5,754 | 22.4 | 2,660 | 16.3 |
(参考) 18年3月期 |
263,074 | 13.7 | 26,835 | 39.0 | 26,459 | 40.7 | 15,249 | 96.2 |
1株当たり四半期 (当期)純利益 |
潜在株式調整後 1株当たり四半期(当期)純利益 |
|
---|---|---|
19年3月期 第1四半期 |
円銭 12.89 |
円銭 — |
18年3月期 第1四半期 |
円銭 11.08 |
円銭 — |
(参考) 18年3月期 |
円銭 63.23 |
円銭 — |
(注) 1. 売上高、営業利益等におけるパーセント表示は、対前年同四半期増減率を示しております。
【経営成績(連結)の進捗状況に関する定性的情報等】
当第1四半期は、原油及びナフサの価格が更に上昇しました。この原料価格上昇に対応して、当社グループはZΣ(ゼットシグマ)運動によるコスト削減活動を 継続するとともに、エラストマー素材事業においては採算重視の販売政策を徹底し、高機能材料事業においては、継続して新製品の開発・拡販に努めてまいりま した。また、原料価格上昇による収益悪化に対応して、当社グループは採算是正のための販売価格の改定に取り組んでおります。
この結果、当第1四半期の売上高は678億41百万円(前年同期比54億38百万円増、同8.7%増)、営業利益は53億80百万円(前年同期比26百万 円増、同0.5%増)となりました。経常利益は為替差損益が悪化し54億75百万円(前年同期比2億78百万円減、同4.8%減)、純利益は特別損益等の 改善で30億69百万円(前年同期比4億9百万円増、同15.4%増)となりました。
エラストマー素材事業においては、需要は全体として好調を継続しましたが、原料価格の上昇及び高止まりに対応して、採算重視の販売政策を継続いたしまし た。また、定期修繕に備えた前期末在庫の販売効果により、原料価格上昇による収益悪化をある程度抑えることができました。化成品関連では、輸出において石 油樹脂及び熱可塑性エラストマーSISが前年同期の販売数量を大きく上回りました。この結果、売上高は431億12百万円(前年同期比70億15百万円 増、19.4%増)、営業利益は35億54百万円(前年同期比5億60百万円増、同18.7%増)となりました。
高機能材料事業においては、化学品関連では香料の拡販により販売が回復し、売上高、営業利益ともに前年同期を上回りました。高機能樹脂(シクロオレフィン ポリマー)関連では、液晶パネル用光学フィルム(ゼオノアフィルム)が売上を伸ばしましたが、利益率の低下及び販売管理費の増加により営業利益では前年同 期を下回りました。また、光学レンズ用途、医療用途向け樹脂(ゼオネックス)は、需要が伸びず、売上高は前年同期を若干下回りました。電子材料関連では エッチング用ガス(ゼオローラZFL-58)の販売は前年同期並みに終わりました。この結果、売上高は104億12百万円(前年同期比14億39百万円 増、同16.0%増)、営業利益は18億16百万円(前年同期比3億27百万円減、同15.3%減)となりました。
その他の事業においては、環境事業の売上高は前期を上回りましたが、健康事業の売上高は前期に関連の子会社株式を売却したことにより前年同期を下回りまし た。また子会社の商事部門の販売を縮小したことにより売上高が大幅に減少しました。この結果、売上高は146億5百万円(前年同期比28億77百万円減、 同16.5%減)、営業利益は8百万円(前年同期比2億14百万円減、同96.4%減)となりました。
(2)財政状態(連結)の変動状況
総 資 産 | 純 資 産 | 自己資本比率 | 1株当たり純資産 | |
---|---|---|---|---|
19年3月期 第1四半期 |
百万円 280,596 |
百万円 98,894 |
% 34.1 |
円銭 402.09 |
18年3月期 第1四半期 |
240,827 | 78,897 | 32.8 | 328.68 |
(参考) 18年3月期 |
272,674 | 96,528 | 35.4 | 405.10 |
【財政状態(連結)の変動状況に関する定性的情報等】
当第1四半期末の総資産は、投資有価証券が41億20百万円(主として時価の下落に伴う減少)、棚卸資産が37億17百万円(主として定期修繕実施による 減少)、それぞれ減少しましたが、売上債権の増加96億17百万円(主として債権流動化残高の減少によるもの)、有形固定資産の増加27億69百万円及び その他流動資産の増加36億63百万円(主として定期修繕に係る前払費用の増加)等により、前連結会計年度末に比べ79億22百万円増加し2,805億 96百万円となりました。
純資産合計は、当四半期純利益による増加30億69百万円、その他有価証券評価差額金の減少24億6百万円、配当金支払に伴う減少14億28百万円等により、988億94百万円となりました。
【参考】
平成19年3月期の連結業績予想(平成18年4月1日~平成19年3月31日)
業績予想の見直しは行っておりません。中間決算時に通期の業績予想の見直しを行う予定です。

- PDF形式のファイルの閲覧には、Adobe Reader(無償)が必要です。
- Adobe Readerダウンロード