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日本ゼオン、シクロオレフィンポリマー(COP)の生産能力を15,000トンへ増強印刷用ページ

2004年11月5日

今回の能力増強は、2004年に5,000トン/年製造設備を新設したが、その設備を10,000トン/年に増強するもので、投資額は約20億円、完成は2005年6月の予定。今回の能力増強によりCOPの生産能力は15,000トン/年となる。
今回の能力増強はZEONEX® 、ZEONOR® の販売が引き続き好調であることへ対応するものである。
ZEONEX® は、携帯電話カメラレンズ、レーザービームプリンター用Fθレンズ、DVD用ピックアップレンズなどの光学用途が好調なことに加え、今後プレフィールドシリンジなどの医療用途が大きく伸びることが期待されている。
ZEONOR® は、100%子会社である(株)オプテスで製造販売している液晶用光学フィルム(製品名 ゼオノアフィルム® )の販売が相変わらず好調であることに加え、拡散板が本格的に立ち上がってきている。ゼオノアフィルム® については、従来販売してきた原反に加えて、低複屈折フィルムおよび縦一軸、横一軸、縦横二軸のそれぞれ延伸フィルムも製造販売を開始した。また、ゼオノア拡散板については、近年需要が急増している大型液晶テレビに使用され、軽量で成形性が良く吸水しないため変形し難い特長を生かして大きく伸びるものと期待されている。このため原料樹脂の需要も大きく伸びると予想している。

補足説明

 COP
当社は、ナフサからエチレン、プロピレンを製造する際に副生されるC5留分の総合利用を推進しており、COPはC5留分を抽出分離して製造するジシクロペンタジエンが原料。当社が1990年に世界に先駆けて独自に開発、上市したCOPの高級グレードである「ZEONEX® (ゼオネックス)」は、透明性樹脂の中でも吸水性が極めて低く、加熱溶融時に流れやすいため精密成型性が良く、また比重が小さいなどの特性を持つ。さらに本樹脂は高透明性や低複屈折性などの優れた光学特性を有しており、カメラ付き携帯電話やデジタルカメラ・コンパクトカメラのレンズ・プリズム、OA機器のピックアップレンズなど光学用途、CDやMD、DVDなどの光ディスク用途、その他の分野で使用されている。
また当社は98年に、高透明性を維持し、耐衝撃性と耐熱性を改良したCOPの汎用グレードである「ZEONOR® (ゼオノア)」を上市した。LCD用導光板・拡散板、光学フィルム、自動車ヘッドランプのエクステンション、食品用容器、医薬品分野の容器や包装材などに幅広く採用されている。

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