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日本ゼオン、米沢市に化学品新合成プラントを竣工印刷用ページ

2004年5月21日

当社の化学品事業は、独自のC5原料を利用し独自の合成技術から開発した合成香料、工業薬品、医農薬中間体等の製品群から成り、当社が世界で唯一展開しているC5総合利用の観点からも重要な位置を占めている。今年水島工場において増強したシクロペンタノンと今回のパイロットプラントで、既存品拡大と新製品開発の両面から更なる強化を図る。
合成香料は、主力の水島工場のほか、ゼオンケミカルズ米沢にもすでに合成プラントがあるが、今回のプラントで特殊品の製造を行い、国内外で高まっている需要の拡大に対応する。また、光学活性中間体は、徳島大学との共同研究成果である新規光学分割技術を用いて製造する。光学活性体はその優れた性質から、医薬、香料、情報材料分野で需要が高まってきており、今後も大きな成長が見込まれている。尚、本光学分割剤の研究開発は新エネルギー・産業技術総合開発機構の委託事業として採択されたものである。

光学分割に関する補足説明

  お互いに重ねあわせることができない、鏡に映した関係にある2つの化合物それぞれを光学活性体という。光学活性体は生態認識機能(香り、薬効など)などにおいてそれぞれの効果が違う場合が多い。たとえば、マツタケの主要香気成分であるマツタケオールは光学活性体であり、片方はマツタケの香りがするが、もう一方はかび臭い。また、サリドマイドは、片方は優れた鎮静効果のある薬であるが、もう一方は毒である。そこで、マツタケの香りや鎮静効果のある方だけを取り出して利用するためには、片方の光学活性体のみを得る必要がある。しかし、光学活性体はお互いに物理的、化学的性質は同一であり、通常の方法では分離は極めて困難である。これら混合物から希望の光学活性体のみを得る技術を光学分割といい、光学分割に用いる薬品の事を光学分割剤と言う。

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