日本ゼオン(社長 古河 直純)は、自動車ゴム部品の原料となるCMB(カーボンマスターバッチ)の製造・販売会社「瑞翁化工(広州)有限公司」を中国広東省広州市に設立する。すでに営業許可の取得を完了しており、今後設立作業を進める。
資本金は300万US$で、日本ゼオン、ゼオンポリミクス株式会社(代表取締役 堀江 敏夫、ゼオン100%出資)、東京材料株式会社(社長 深谷 弘道、ゼオン54%出資)、及び豊田通商株式会社(社長 古川 晶章)の4社が出資を行う。生産能力は、年間5,000トンで2004年7月より商業運転を開始する予定である。
CMB はゴム自動車部品の原料として使用され、相次ぐ完成車メーカーの進出ならびに増設により広州地区での需要が拡大している。日本ゼオンは、中国への生産シフトを加速している日系部品メーカーの多様なニーズにも対応できる供給体制を整備することで、既存の瑞翁化工(上海)有限公司、瑞翁貿易(上海)有限公司とともに中国でのCMB事業の拡大・発展を図る。また、新会社は成長市場である中国において、当社が世界No.1のシェアをもつ耐油性特殊合成ゴムの新たな需要開拓拠点としての役割を担い、CMBの新規開発販売を積極展開していく。
これにより、グローバル化している自動車部品メーカーを始めとする多くの顧客に対し、同品質の製品を日本・中国のいずれからも安定供給できる体制づくりを一層推進し、顧客から益々信頼される存在となり、CMBの事業拡大とともに耐油性特殊合成ゴムでの世界No.1の座を揺るぎないものにすべく注力していく。
尚、タイ関係会社であるゼオンアドバンスドポリミクス社(ゼオン40%、豊田通商 33%出資)でも今年6月に、CMBの年産能力を12,000トンから 18,000トンへの設備増強を完成しており、需要拡大が著しいアジア市場でのグローバル展開を一層加速させていく計画である。